ABOUT REFUGEE

難民とは？

難民とは、紛争や迫害により命の危険があり、自国から逃げることを余儀なくされた人のことです。

迫害の理由は、特定の宗教や人種であることや、政治的意見、性的指向などさまざまです。

ウクライナやシリアのように戦争や紛争により逃げざるを得ない人もいれば、民族が違うことで攻撃の対象になったり、同性愛者であることで死刑宣告を受ける人などもいるため、一言で難民と行っても自国から逃げる理由は人によって様々です。

難民は世界に約3600万人いるとされ、自国内で避難をしている「国内避難民」は　約6200万人います。

シリア難民、ウクライナ難民、そしてアフガニスタン難民で世界の難民の50%以上を占めています。

日本や欧米などの先進国に逃げることができる難民は限られており、実に80%以上が隣国の低〜中所得国に逃げています。

多くの難民は渡航準備をする間もなく、着のみ着のまま隣国へ徒歩や車で逃げます。

ヨルダンはシリア、イラク、パレスチナ/イスラエルと情勢が不安定な国に囲まれているため、1920年代からずっと難民を受け入れ続けています。

シリア紛争後は約120万人のシリア人を受け入れているとされ、人口の約10%を占めます。

厳しい生活
失業率20%程度のヨルダンでは、先進国のように仕事の機会が豊富にあるわけではなく、ヨルダン人自身も厳しい環境で暮らしています。

その中で外国人である難民が仕事を見つけることは困難で、国際機関やNGO、親族の支援で生活をする人も少なくないです。
自由の制限
難民はその国の人と同じ権利を与えられるわけではないため、就労許可の取得が難しく、働けたとしても就ける職種が限られています。
その他移住や移動の自由を制限されることもあり、不安定な状態に置かれます。

私たちは、自由を制限され、収入を得ることが難しい状況にある難民の人たちに仕事を提供することで、安定した収入を得て「普通の生活」を送れるきっかけを届けています。